10月27日、全米75以上の都市で反戦抗議行動
その他20ヶ国以上で抗議デモ




  2001年10月28日−−土曜日、全米の75以上の都市で、多くの人々がアフガニスタンへの戦争を止めるよう抗議の行動を行った。米軍のアフガニスタンへの連日の空爆で街は破壊され、民衆は大量殺戮されている。この抗議行動には、アメリカだけでなく、20ヶ国以上の40の都市でも同様の抗議の行動が行われた。

 A.N.S.W.E.R.(Act Now to Stop War and End Racism)として知られる連合体は、10月27日を全世界での抗議行動デーとするよう呼びかけた。その呼びかけに応じ、ニューヨーク、ニュージーランド、ロサンジェルス、日本、ボストン、英国、フィリピン、等々、20ヶ国以上で少なくとも120以上の多彩な反戦の行動が行われた。このような反戦運動の急速な高揚は、大きな力となり始めている。



 全世界の多くの市街が、戦争、人種差別的プロファイリング、市民の自由を奪おうとする新たな米の「反テロ法」に反対する幾千もの人々であふれた。

 ニューヨーク、ロサンジェルス、フロリダのオーランドでは、数千人が街頭に繰り出し、特にマジック・スポーツ・アリーナに集ったオーランドでは、この行動が即席の「公開教育」に様変わりした。ニュージーランドでは、明らかに国際法違反で進められている米軍主導の空爆に対する、即席の人民法廷が行われた。デンバー州の州都でも行われた。ワシントンでは2つの集会が行われ、サンフランシスコでは、ミッション・ハイ・スクールで集会が行われた。



 同日、国際赤十字のアフガニスタンにある倉庫群が空爆開始以来2回目となる1日2回もの爆撃を受けたため、国際赤十字が空爆反対の全世界の声に加わった。パキスタン大統領ペレス・ムシャラフでさえ、米と軍事同盟を結んでいながら、空爆を止めるよう要求した。

 「モスク、病院、民家が米・英軍の空爆の標的になっている。そしてこれらへの損害は付帯的に生じるものだと米軍は居直っている。」とニューヨークでの「ANSWER」行動の主催者、テレサ・グチエレスは怒りに震えて発言した。続けて「戦争と人種差別に反対する国際行動が大きく花開いている。10月27日の全世界の行動が、テロリズムを止めさすためと称して実際は国家テロリズムを遂行するアフガニスタンへの戦争を止めることにつなげよう」と。







以下は反戦行動が行われた都市のリスト――あまりに多すぎて全部をここに載せられなかった
イギリス、ランカスター
アリゾナ州、フラッグスタッフ
フィリピン、マニラ
ジョージア州、アトランタ
オハイオ州、イエロースプリング
ペンシルベニア州、フィラデルフィア
ニュージーランド、ウェリントン
ノースカロライナ州、シャロッテ
イギリス、スワンシー
イギリス、プレストン
デンマーク、コペンハーゲン
チリ、サンチアゴ
カナダ、バンクーバー
イタリア、パドヴァ
オーストラリア、メルボルン
日本、京都
アラバマ州、バーミンガム
アーカンソー州、リトルロック
カリフォルニア州、ハンチントンビーチ
コロラド州、デンバー
コネチカット州、ウェスポート
フロリダ州、タラハセ
イリノイ州、シカゴ
インディアナ州、ブローミングトン
カンザス州、ローレンス
マサチューセッツ州、ボストン
ミシガン州、デトロイト
ミネソタ州、ミネアポリス
ミシシッピ州、コロンバス
ミズリー州、セントルイス
ニューハンプシャー州、ダヴァー
ニュージャージー州、ノースフィールド
ニューメキシコ州、アルバカーキ―
ニューヨーク州、アルバーニー
ノースカロライナ州、アッシュビル
イギリス、グラスゴー
スウェーデン、ウプサラ
スイス、ベルン
チリ、サンチアゴ
南アフリカ、マフィケン
カナダ、シェルト
イギリス、リーズ
ノルウェイ、トロンソ
ポルトガル、リスボン
スペイン、マドリード
日本、大阪
南アフリカ、プレトリア
オーストラリア、ペレス
イギリス、ブリストル
イタリア、カセルタ

10月27日に全世界で行われた120の反戦行動についての全てを知りたい時はここをクリックして下さい。


 2001年10月27日、イタリアのパドヴァでは、「ANSWER」の国際抗議行動の呼びかけに呼応し、600〜700人が米軍の空爆に反対する抗議のデモ行進を行った。同日、ヒロシマからニューヨークまで、スウェーデンのウプサラからポルトガルのリスボンまで、スペインのマドリードから南アフリカのプレトリアまで、全世界の150都市でデモ行進が行われた。

(国際行動センターHPから当署名事務局で仮訳を作成した)



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